2013-01-24

猫ペイント使ってみた

最近気になってた猫ペイント(Neko Paint)というお絵かきソフトを使ってみました。
使い慣れてきたのでちょっとだけ紹介。



猫ペ。
シェアウェアなんですが、なぜか試用版の期限がない…。
(昔は試用期間30日だったみたい)
一時的にそうなのかなんなのか、
最近このソフトを知った私にはいきさつがわからないのですが、
ありがたく使わせてもらってます。
試用版には機能制限があるけど、どこにそんなんあるのかよくわからない程度だと思う。
(確認した限りでは、ブラシの回転の「進行方向・逆」がない。ブラシの種類「p1」「p3」がない。)

このソフト。すごく…通ごのみです…。
惚れました。おもしろい。

このソフトのユーザーの少なさと、公式ページの情報量の少なさに、
はじめは手を出してよいものかとまどったんですが、
なんとなくこう、オーラを感じて…。
勇気を出してダウンロードしてよかった。

たぶん、複雑な機能ゆえのとっつきにくさや、複雑な機能ゆえのソフトの不安定さもあって、
あんまり世に広まってないのかな、と思います。
(大手のソフトだって大規模なものは同じ難点を抱えてますけどね)

複雑…といっても、あらゆる機能がそろってるわけではないです。
猫ペは描くことに特化したソフトで、文字入れとか加工とかはあまり期待できません。
(文字入れは出来ることはできるけど方法が独特)

最大の特徴は、操作できるブラシ設定が、とにかく豊富!!
ってことです。

形状は自由に画像で選べる←これ大事。
混色ぐあいもいろいろいじれる←これ大事。
テクスチャも使える←ですよね!
境界をつくれる←袋文字とか水彩境界とかできるじゃないですかヒャッホウ!

ブラシのカスタマイズ大好きっ子のわたしにはたまらんです。

色鉛筆とか水彩とかいろいろつくって遊んでました。
SAI風のなめらかな混色もできそうです。

他にぐっときたのが、画像を分割して、シームレス画像を簡単につくれるようにする機能。
素材作りがものすごいはかどりますよ…。
今までの苦労がアホらしくなる。

それから、左右対称。
コピーして「左右反転」…とかじゃないのです。(それもできるけど)
描いてるとき同時に反対側でも描画がされてるんです。
あわわわわ。なんだかおもしろい。

回転対称も。
むかし自力でこういうのつくろうとしたとき、コピペして回転して…って、何度も繰り返して、
しかも微妙にズレができたりして、すごく苦労したことがあったので、
ほんと…マジ…。これは嬉しい。

なんか妙に左右反転系の機能が充実してます。
よくある左右反転表示はもちろん。
別ウィンドウでリアルタイムに反転表示できる「左右反転ビュー」とか。
(というか反転じゃなくても同じキャンバスを複数開ける。)
デッサンに役立ちそうです。
模写支援の機能、「猫トレグリッド模写」なんてのもあるし。

あと、パレットをACTファイルで保存と読み込みできるのが、個人的に助かります。
(世の中のペイントソフトすべてが、
互換性のあるパレットで入出力できるようになりますように。お星さまお願いします)

それから、定規機能の充実。
パースもとれるし、コマ割りのガイドも作れる。

あと、「隙間を埋める」機能。
自動選択ツールとか塗りつぶしとか使うとき、
ふつうは線画の時点で隙間ができないよう気をつけて描かないといけないものだけど、
この機能を使えば、ちょっとした隙間を自動で埋めて塗りつぶしてくれます。

ベクターレイヤーも使えます。


有志の方々が作成したスクリプトやプラグインを導入して機能拡張もできる。


ショートカットが便利。色やブラシも登録できる。
慣れるほど使いやすさが身にしみるカスタマイズ性が良いですね。


はじめてペイントソフトを使うような人にはハードルが高いかもわからないけど、
(といってもPixiaには挫折ぎみなわたしがこっちはつまずかなかった)
描くことに自由を求めるひとにはよく応えてくれるソフトです。


0 件のコメント:

コメントを投稿